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01.誇り高きエチオピア
02.シミエン国立公園
03.入院!
04.悪の巣窟、ナイロビへ
05.おれたちゃマサイ!
06.赤道直下のケニア山
07.アフリカ大陸最高峰へ
08.アウトドアグッズマニア
09.偽札発見!悪徳ガイドにリベンジ
10.楽園
11.マリンディの悪夢・・・
12.悪の巣窟で停滞
13.密猟者が潜む山
14.ナイル川でラフティング
15.深夜の訪問者
16.黒人のホビット、ピグミーに会う
17.何を求めていたんだろう
18.大虐殺記念館
19.コンゴに行きたい!
20.内戦に遭遇

 
 
 
 

4. East Africa
mail_16 / 27th, APR,2003 @ Kabale : UGANDA
黒人のホビット、ピグミーに会う

 

ウガンダのカンパラからその西240キロ離れたフォートポータルへ。
フォートポータルはルウェンゾリ山塊の北東の外れ、山を登らない代わりに、未練がましく見に来たのだった・・・

西ウガンダは山々が多く、起伏のなだらかな低い丘程度のものが連なっている。「ここがいったい何処だかわからない」そんな錯覚がするほど非アフリカ的な風景が目の前に広がる。フォートポータルに近づくとあたりは一面のお茶畑となる。この町の側にはカルデラ湖がいくつもあり、その近辺をバイクを借りてまわった。
丘の頂上まで手入れされた段段畑はどこかしらアジアチック、おそらくアフリカで初めて見た、牧場らしい牧場(いつも牛は放し飼いだったしね)、「世界のお茶工場」とも呼びたくなる広大な茶畑、「ここはいったいどこですかーい」と叫んだ。

フォートポータル、2日目はアフリカらしい風景だった。ルウェンゾリ山塊の反対側に、森の民、ピグミー族が住んでいると聞き、彼らに会いに行った。

  

ルウェンゾリには登らなかったけど、ルウェンゾリには確かに行った、と言える。道は左右に曲がりながら、ルウェンゾリ山塊を越えていった。右手には深い谷が広がり、ここでも急斜面に家をこさえ、畑を耕し人々が暮らしていた。息を呑む光景とはこういうことを言うんじゃなかろうか。たとえピグミー族に会えなかったとしても、この光景を見れただけでよかったと思った。
ルウェンゾリ山を越えると、これまた、絶景が目に入った。ジャングルの中を茶色のセミリキ川が、まるでアマゾンのように蛇行して流れていた。その背後に広がるはコンゴの永遠のジャングル。
はあ〜。

ピグミー村は非常に観光化されていたが、彼らに会えただけでよかった。本当に小人のように小さい。黒人のホビットだ。身長は110cmくらいだろうか、自分より年上の人も子どものようにかわいいと感じてしまう。たのしい経験だった。

このフォートポータルの後は、アフリカのスイスと称されるカバレの近く、ブニョニ湖に行き、キャンプ生活。そもそも、前述したがウガンダ自体がアフリカの真珠と謳われており、その真珠の「スイス」である。アフリカのベニス−マリのモプティ、西の真珠−トーゴのロメもたいしたことなかったが、それらとは一味も二味も違う。本当に美しいところだった。湖の中にいくつもの山が浮いているかのようで、その山はきれいな段々畑となっていて。
ボートをこいで島を探索し、バーでビールを飲みながら雨季の雨音を聞いて、地元の子どもと遊んで、のんびりとした日々であった。

  

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