おいらの最近のあだ名は「かっぱー」
ナイロビでこの旅で始めて髪の毛を切った。ずーっと切りたかったのだが、ここはアフリカ。みんな天然パーマじゃないか、男はみんな坊主だし。
なので髪を切るのがどうにも不安だったのだ。
ナイロビならば!
そして由緒あるスタンレーホテルの美容院で散髪した。「ああ!任せて!もちろんストレートの髪を切るのは慣れてるわ」
と天パーのお姉ちゃん。終わった後には
「もう、最高!この髪型大好きだわ!」
と絶賛。
しかし、前髪はすぱーーーんと揃い、後ろ髪もお坊ちゃま。この2週間、仕方ないから常時帽子を着用していたが、髪ってなかなか伸びないものね・・
もう2度とアフリカで髪は切るまい・・・
ところで、今だモシにいるんでしょうか?
はい、まだモシにいます。
いやいや、やはりあのガイドは悪人であった。ガイドからもらったお釣の50$札が偽札だと、山から帰ってきた3日後に判明!
いやーびっくりした。ある日ドルの持ち金を数えていると、ガイドに貰った50ドル札だけが他の50$札と違うのね。やつにもらったのはリンカーン。
えーっ、リンカーンはどこだどこだ!と探したら、なんと5$札であった。本物の5$紙幣にカラーコピーした50$という文字を4スミ、アルファベットまでうまーく、貼りつけてあった。
なので、ガイドをやっつけるために、ここモシに戻ってきたのだ。
結果?
きっちり懲らしめて、お金もゲット。警察に行くぞ、と脅して、親戚を回っての返金騒動となった。
彼はもうガイドからポーターに格下げだね。
タンザニアのツーリストインダストリーの中心地、ここモシから85Km離れたアリューシャに行っていた。
そして東アフリカ、最後のハイライト、セレンゲティNPとンゴロンゴロNPへとサファリに行く。
セレンゲティは先日足を運んだケニアのマサイマラと地理的にはくっついていて、生態系などはほとんど同じなのだが、広さが違った。セレンゲティとはマサイ語で「果てしない草原」。
まさしくその名の通り、地平線まで草原が続いていた。どこまでもどこまでも・・・
アカシアの木の下で食事をした。食べているとマサイ族が残り物をもらいに来る。キャンプ場では夜は危険なバッファローがテントの真横で草を食べているので、恐くてトイレを我慢。早朝キリン君が挨拶をしにきた。夕日を眺めに近くの岩へと登ると「おーい!そこにはよくライオンがいて危ないんだぞー」とレンジャーに注意される。こんなキャンプ場なんぞ、探してもめったに在るもんじゃない。
まあ、昔からテレビなどで見た光景、そのまんまだった。ゾウを食べるライオン、その側にはハゲタカが残り物を貰いにきて待機、シマウマ、ヌー、ガゼルの大群。木に登るヒョウにケンカする馬鹿、じゃなくてカバ。
まあ、そんなとこで文章は省く。
サファリを終えるとちょうど一ヶ月が経っていた。いつからかというと、ケニアでマサイマラへ行ってからである。濃度の濃い一ヶ月であった。
マサイマラにケニア山、キリマンジャロにセレンゲティ。
はあ〜。
思い描いていた東アフリカは、これにて一応終了。次は何をしよう・・・
もう日本に帰ってもいいかなあとふと思った一瞬であった。
お腹いっぱい
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