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21歳のとき、ぼくはユーラシア大陸の端から端まで旅をした。ただの旅ではない。自転車で大陸を横断したのだった。「憧れの冒険がしたかったから」というのは実は副題で、彼女に振られて旅したというのが一番の理由。それでも、ハプニングあり、出会いあり、発見、感動ありの最高の旅だった。

この旅行記は大学時代の卒論として書きました。とりとめもなく長く、ちょっとかっこつけたり、しめっぽかったり、なさけなかったり、若気の至り的な文章です。

1万7千キロ、9ヶ月間一人でユーラシアを駆け抜けた記憶は、今でもぼくの中で原点となっています。

 

1. 孤独と不安と葛藤と @Europe 

道もホテルもキャンプ場も、そして風景もきれいな快適なヨーロッパ。ユーラシア大陸の西の果てから、ポルトガル、スペイン、フランス、イタリア、ギリシャと走りぬける。そこには、出発したての不安や孤独、心の葛藤があった。

2. アジアへ @Turky 

ギリシャからトルコへ。ついに文明の交差点、アジアのイスタンブールへと到着する。すべてが変わった。物価は安くなったものの快適度はダウン。2000mを越える山岳地帯の中をいく厳しい日々となった。

3. 更なる試練 @Iran

トルコ東部の厳しさを吹き飛ばす、更なる試練が待っていた。泥棒にあい、川に流され、砂嵐を浴び、ぼろ雑巾のようにとことんやられながらも何かが覚醒していく。走行距離3000km、砂漠の中を行くイランの旅。

4. 知らぬが仏の砂漠道 @Pakistan

パキスタンはカレーの国で、やさしいイスラム教徒の国。しかし同時にホモの国。下痢に悩まされながら、危険な砂漠の中の道を進んでいった。風と悪路、一人になれない苛立ちを抱えながら進んでいく。

5. インドで1勝1敗 @ India&Bangradesh

ついに山が終わり、まっ平らなインドがやってきた。なにからなにまでインド流。喧騒のバナラシやカルカッタ、かつてなく楽な国を順調にバングラデシュへと抜けていく。

6.ラストラン @Malay Peninsula

灼熱のマレー半島。タイのバンコクからシンガポールへと9ヶ月続いた旅がついに終わる。ゴールにあったものは、はたして!?

 

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