「雪降ってるよ!」
「きた〜!」と飛び起きる。
どたばた廊下を走る忙しない音。
パウダー争奪戦が既に始まっていた。定刻通りゴンドラへ行くと風で運休。
ならばと、センター4のリフトへ行くも、風で運休。動く見込みなし。日曜なので混んでいて、リフトには長い列。並んでも下の方をちょろっと滑るだけか〜とモチを落としていると、花園エリアは第一・第二がオープンとのアナウンス。
バスで花園へ。先ほどの人ごみがどこ知る風とがら空き模様。
誰しもがノートラックのパウダーバーンを目指して、ターンを切る。すぐに斜面はズタズタに。
そのあと、僕らは見つけたのだ、シークレットと言えるような無垢の真っ白なパウダーバーンを。
斜面が緩いのが難点だが、それにしても気持ちいい〜!
軽い軽い!さすがホツカイドウ!
奇声を上げながら、バカ3人組は繰り返し繰り返し滑って行った。