ニセコ4日目。
昨日は強風のため、ゲレンデ上部は最後まで開かず。
バックカントリーのゲートもすべて閉じていた。
今日、全てのゲートは開く。
ゲレンデ上部のリフトも動く。
雪はしんしんと降り続ける。
すなわち、今日が “The Day” なのは間違いなかった。
早起きをし、朝一でゲレンデに向かう。ゴンドラの列へは10人目くらい。なかなかいい。
8:30。まるで笛が鳴るかのように、パウダー合戦スタート。
「4台目のゴンドラに乗りました」
「なかなかいいスタートですね」
「8分でゴンドラ駅着」
「走ってビンディングをはめ、そこで1~3台目のオーストラリアンを追い抜き、一位に抜き出た!チームジャクソン穴」
「上部へのキングリフト3を目指します」
「おっと、逆斜面からはセンターフォー経由で1分早く到着したパウダーフリークが続々降りてくる。」
「抜かれる抜かれるチームジャクソン穴!」
とそんなレースのようなみんなギラギラした状態で、ゲレンデ上部に着く。
強風のため、最上部へのリフトは止まっていた。
われ先に、と思いおもいの斜面へと散っていくスノーボーダー・スキーヤーたち。
僕らは昨日、散々調べて、どこが当たりか分かっていたのだ。
それはすなわち、昨日ゲートが閉じ温存された花園ゲートからの林の中。
そこを目指すと、一番乗りだった。
粉雪の斜面を、まさしくファーストトラックを刻みながら下った。
最高で、いってしまいそうだった。
リフト下に戻り、再度リフトで上がる。
上がると、もうわんさかと人がいて、先ほどの斜面もギトギト。まあ、こんなもんなのだ。
また違うノートラックの斜面を探す。
「見つけた!」と思い滑る。
もう一度!と、戻ると、まるで追っ手にでもあったようにもうズタボロなのだ。
それでも、林の雪は軽く、エリアは広大。
幾度となく、休むこともなく、繰り返し繰り返し、我々は楽しんだ。
10:30からは最上部のリフト、ゲートも開き、アンヌプリへ登り、沢をドロップ。
その後も幾度も林間を楽しみ、満足してお昼を取ると、もう14:00だった。
いや~最高でした。やっと当たった。