10月10日〜12日まで、友人Shinyaと南伊豆へ行った。
かつて彼が居候をしていた、Hさん宅に泊めていただいた。彼の家に来るのは実に7年ぶり。
大工の彼は、牛舎を改築して住んでいる。
7年前に訪れたとき、トイレがインド式で野外にあり、五右衛門風呂に入れてもらったのをよく覚えている。
さすがに生活は進化しているようで、、、自作したきれいなバイオトイレができあがっており、牛舎には2人ほど作業スペースをレンタルしている人たちがいた。
でも基本的な生活は変わらないよう。
水は沢から引いており、飲み水はわき水を汲んできている。
部屋の暖房は薪ストーブだ。
生活にかける固定費が少ない分、彼は昔も今も、とても自由でいられるのではないかと思う。
でももっと本質的なところで、彼のマインドはどこまでも自由で、そのモチベーションをどうやって維持できているのか、本当に脱帽ものだ。自分を貫き通しているというか、ただただ尊敬してしまう。
こんな生活を、やろう、やりたいと思っても、普通の人は目の前に立ちふさがる障壁に負けてしまうのではないだろうか。しかもそれを10年以上も続けられているすごさ。
「休日だからビールでしょ」と毎朝ビールをグビグビとShinyaくん。昼の日差しにご満悦な様子。右が牛舎を改造した小屋。
7年前ともっとも変化しているのは、と勝手に思っているのは、彼がサーフィンを始めて、すっかりコアサーファーとなっていたこと。しかも、牛舎をスペースとして貸し出している一つには、なんとサーフボード熟練シェーパーの工房ができていた。そこには先生と呼ばれるシェーパーがいた。「先生」は大学で講師をし、オーダーがはいればボードをシェープするのだが、どっちが本業なんですか?と聞くと「どっちも遊びだよ!、がはは」と豪快に笑った。素敵だ。
無限のスペースを活かし、サーフボードは6,7本並んでいた。
なんと言っても、住んでる場所が、環境が半端じゃないわけだ。
多々戸浜、入田浜、大浜からすぐ。台風で波がたつ弓ヶ浜もすぐ。こりゃあ、サーフィンやらねばもったいない。
もちろん、今回の目的はサーフィンだったので、朝海に行き、ビールを飲んで昼寝して、夕方から陽が暮れるまで、また海に入った。
何度来ても、本当に美しい場所だ。
朝陽と夕陽と海のコンビネーションが、ほんとうにすばらしい。