5月11日。今年も滑り納めにと富士山に行ってきた。
数年前に山頂から噴火口に降りたのだけれど、その特別感が忘れられず、今回は最初から噴火口目的で向かう。
6:00に富士宮口を出発し、山頂までは5時間ほど。11:00に着いたのでちょうどいい緩みっぷりでだった。
噴火口への気持ちの良い数ターン。火口のボトムは標高が3,535mと、お鉢までは150mほど高度差がある。この時期しかきっと降りれない場所。かつて富士山を創造したその場所から眺める巨大な壁はやはり格別だった。
山頂に登り返してからは南斜面を滑る。例年、雪の上にはまきびしのようなスコリアが乗っていて、板がずたずたになるのだが、数日前に雪が降ったのか、結構フレッシュな雪で、しかもゆるさもちょうどよい。しかも五合目の駐車場までほぼ板を外すことなく滑ってこれた。これまで10回位滑っているけどベスト3に入るような、そんな極上な年だった。