葉山にいると、ちょっとした近所で遊ぶことができて、意外と満足している自分がいる。
ただ、過去の写真や友人の山行などを見ると、やっぱり高いところに行きたいなとか、ウズウズとするわけで。随分と小者になってしまったけれど、月に一度くらいはしっかりと自分の山旅をしようと思ったりしている。とはいっても、家庭との両立ということになると土日どちらか日帰りが調子よいというさらなる小物っぷり。
梅雨の合間を狙って、おそらく18年ぶりくらいとなる鳳凰三山へ。高い山にとにかく行きたかった。
メンバーは寺、おっくん、岡部、ユカさん。
21:00に出発し、みんなを随時拾いながら1:00くらいに夜叉神峠に到着する。寝袋を広げて仮眠して、4:00に起きた。4:45に出て、霧がかかった神秘的な森を進む。本物の夜叉神峠につくと南アルプスがバッチリ見えて歓声が上がる。ここからは登り基調なので、話しながらのんびりと。普段あまり話さない人がいると、会話が尽きなくて、あっという間に稜線に着いてしまった感じだ。
遮るものがなにもない、完璧な天気。
そうそう、アルプスってこんな感じ。遠いけど来てよかった、丹沢で妥協しなくてよかった。やっぱり来なくちゃダメだ。
そんなことを思った。
薬師岳、観音岳を巡り、地蔵岳へはちょっと疲れる登り返しだ。みんなを待ってはのんびりして、とにかくこの完璧すぎる絶景を楽しんだ。
のんびりしすぎたせいか、戻りは15:00を回ったけれど、とにかく贅沢な1日だった。