今年も前半が忙しすぎて、もう少しで終わっちゃうのに自分の旅ができてない!(デジャブか!?)「まるで去年の台湾のようだ」とSNSに呟いたら行こうよと友人たちの声。それならばと10月の下旬にみんなのスケジュールが合いそうなので、近場の海外の山に行こうとなった。今回のメンバーは弘樹と松田さん。この企画のいつものメンツなのだが、ヒマラヤを歩いている根津さんがいないのが寂しい。
しかし、場所がなかなか決まらない。中国なのか台湾なのか、もしくは日本の南方なのか。航空券の安さも基準としたいところ、期間も長くはないので移動で時間がかかりすぎるのもなし。なんだかんだで再び台湾の雪山というエリアにほぼ決まりかけていたところ、山小屋の予約が取りづらく、長雨が続いていた日本のように向こうも雨がひどくトレイルもそこへ続く道路も閉鎖中とのこと。このままお流れになるかなと思っていたところ、韓国がいいんじゃないかと提案があり、チケットも調べたら一週間前でも1万7千円。行ってみよう!と釜山行きが決定した。目指すは韓国最大の国立公園、智異山。
成田からのLCCのJeju Air は出発からわずか2時間で釜山に着く。うちから成田までより近い… 釜山からホテルへ、ホテルからは繁華街の南浦へ。まるでキャットストリートのような垢抜けた場所だった。アウトドアショップがたくさんあると聞いてたのだが、いわゆる山専ではなくファッションアウトドアである。困っていると「日本語」という札をぶら下げた観光案内のお姉さんを発見。彼女が素敵すぎた。両替所まで連れて行ってくれた後、山専へと2件回って通訳してくれて、山地図が置いてある専門店へも行きここでも通訳をしてくれた。一時間以上付き合ってもらい、ノーチャージ。インドとかでは信じられない。本当に優しかった。
19年ぶりの韓国。かつてポルトガルに格安航空券で向かった際にトランジットでより、バックパッカー宿に泊まり屋台で何かを食べ、何にでもキムチが付いてくるんだなと、そんな記憶しか残っていない。当時と同じように道路は幅が広かった。
お姉さんに教えてもらった焼肉ストリートのホルモン屋でおばちゃんにお肉を焼いてもらって美味しく楽しい時間を過ごした夜となった。ハングル文字が読めなすぎて右往左往するも、日本語を片言話せる人が常に現れて助けてくれる。親切な人がたくさんいる国だなぁとしみじみと思った。こうして初日はなんのトラブルもなく終了した。強いていうならば、ビジネスホテルかと思って日本からとった宿がラブホだったことを除いては・・・