何事も経験するのがいい。しないよりはよっぽどね。と常々思うんだけれど、ただ、それが必須の経験であるものかはちょっとわからない。とも思う。
最近仕事でファッション誌の撮影の立ち会い、というのが増えてきた。いわゆる、これまで自分がまったく関わりがなかった世界。あまりにも有名なファッション誌であり、もう20位年下のモデルさんの撮影を見て、こうしてほしいとクライアント的にリクエストを出す。ただ、えらくはないし、その道のプロではないので基本的に彼らを信頼し、彼らのいいと思うものを作って欲しいし、最低限のサポートをするだけなのだが。
いわゆる、お金がなかったアウトドア業界と違い、節約することが多かった制作会社とも違い、すべてに置いて人が贅沢だなーと常々思う。それが必要かどうかはさておき、経験することがなかったことだなとシミジミ思う。今日の撮影は11名。内訳は、クライアント(自分)、代理店の営業さん、雑誌の営業さん(この3人は自分がお任せしますと言ったら必要がなくなって撮影にも同行しない、おかしな話だ)、編集者、ライター、カメラマン、カメラマンのアシスタント、証明、スタジオの人、モデル、スタイリスト、ヘアメイク。こんな人員で2ページのページを贅沢に作るのだから、悪いものができるはずがない。
拍子抜けしつつも、経験は貴重だと思うように努め。最初の疑問のループへと入るわけだ。