四国の神山町に来ている。不思議な空間だな~とつくづく思った2日間。
195の相変わらずのノリの激しさに、え、ここフリーソロ?ロープ付けないと危ないんですけど、という場所に連れて行かれたり。ウェット持参しろと言われて5mmのウェットを持ってこさせられたのに、今飛び込んでみてよと岩の上から服のまま飛び込ませられたり、洗礼をうけた後、色々なところを案内してくれた。
多分前に来たのは3年以上前で。それから様々なことがこの山あいで起こっている模様。移住者が以前の同僚だったり、同僚の友達だったり、仕事でつながっていた方の娘さんだったり「えー、えー、えー・・・」という意味不明の繋がりを感じる。
今泊めてもらっているフレンチレストランが最高にステキな場所だったり、東京の4Kの映像を作っている会社が古民家を改築したサテライトオフィスを作って20人くらい地元の人を雇用していたり、EVカーが充電されていたり、4年前にカヌーを一緒にした人が引く手あまたの有機玄米を作っているらしかったり、COCOさんがスーパー癒し空間の歯医者をオープンしていたり、森の中に「隠された図書館」という一人になれる不思議な小屋ができていたり、ベトナムコーフィーカフェ屋さんで、まるで代々木公園にいるようなインド好きな若者たちがジャンベみたいの叩いてたり、ここは一体どこなんだろう・・・・
「色々なところを旅しているんですよね?」と聞かれ「神山みたいな場所ってありましたか」という質問に、あまり考えずに「多分ないと思う」と答えたのだけれど、本当にそうだと思う。
場所が他にないほど特異ですごいかと聞かれれば、悪いけれどそうではないと思う。もちろんとても美しい場所で、歴史もあって個性もあって、なにより名称が「神の山」だから土地が持つ力もあるとは思うけれど、ここのキーワードは「人」だと思う。人が人を惹きつけ、惹きつけられた特殊な人がさらに特殊でステキな人を呼ぶ。そのプラスの連鎖がずっと続いている場所なのだと思った。
まったくもって古くはなく、すごい先端をいっている未来の場所の気がするのだ。