Half Dome trail
5時に起きて、歩いたトレイル。
それは前回のこと。
今回は、キャンプ場の受付に手間取って、出発したのは10:30。
「歩行時間10時間〜12時間。ヨセミテのハイキングコースの中ではもっともタフな部類」
とはガイドブックの言葉。こっちは、20:00まで明るいし大丈夫だろう。
10時間かかったとしても20:30だし。とポジティブに、歩くことにした。
マーセード川沿いに、Mist trailを進む。なるほど、名前の通りMistがすごい。なんの霧かっていうとVirnal Fallの水しぶき。
滝の上部へ急な階段を登り、次はNevada Fallへと。
Nevada FallからはLittle Yosemite と呼ばれる傾斜の緩やかな砂地が続く。キャンプも可能らしい。
川が緑色で、日本にはないような景観である。
ここから本格的にジャイアントセコイア、レッドウッドの森に入る。
所々に焼けた後。火事でもあったのだろうか。
それにしても、木がでかい。森に生えるただの木が、すべて巨木なのだ。圧巻だなあ。
Jhon Muir Trailの分岐点を超え、Half Domeへ。
岩に人々がしがみついていた。
このトレイルも、かなり有名・人気になったものだ。大勢の人で溢れている。
斜度は45度と結構急なのに、実力もなく登ってしまった人が、高い木に登った猫の子どもみたいに、柱にしがみついて降りられなくなっている。そこで渋滞がおこっていた。やれやれ。
「こんなに怖かったっけ!?」というくらい、意外に恐ろしい登り。そりゃーあきらめる人もいるわけだ。
誰かがカメラのレンズキャップを落とした。カランカランと谷底に勢いよく転がっていった。
出発から4時間半で頂上へ。
残念ながら、朝からずっと曇っていて、予報はこれから雨とストーム。
それでも、時折、雲の合間からシェラネバダの山々が眼下に広がった。はるばる来た甲斐あったなあ。
降りるとすぐに、雨が降ってきた。
ほとんど休憩せずにあがってきたから、すでに体が衰弱している。
アメリカに来てからの不眠もたたって、クタクタだった。
だから駆け下りることはできなかったけど、ゆっくりと、しかし確実に。トレイルを踏みしめるように歩いた。
雨の森もなかなか良いものだと久しぶりに思った。
8時間40分後、トレイルを歩ききる。
30km弱とあって、なかなか疲れた。
だけども、久しぶりにすがすがしい。
ヨセミテ国立公園。ウルトラクイズのチェックポイントだったね。
スケール感が写真の向こうから伝わってくるよ。
川にはビーバーが居そうだ。
また、ゆっくり話をきかせてください。
ウルトラクイズなつかし〜
三保で乗ってるんだって!?
昨日片瀬君に会いましたよ。連絡してみてちょ。