1999年。
大学を卒業して、文字通り無職となった僕は、日本を自転車で廻る旅に出た。北海道の網走から走り始め、稚内、富良野、函館へと南下。
恐山を経由し、八甲田や奥入瀬の深い緑を味わい、上高地を経由し白川郷と高山へ。
何気なくふらりと立ち寄ったのが岐阜の郡上八幡だった。
距離的にちょうどいいから寄っただけ。何の思い入れもなかった。
吉田川沿いの無料の野営地にテントを張っていつものように、銭湯を探しに街へ出た。
9月で学校が始まっていたので、川沿いに停めてあった3台の自転車のカゴには学生服と鞄が入れられていたのをおぼろげな記憶として覚えている。
子どもたちは川で遊んでいた。
自由自在に泳ぎ、岩から、そして遥かに高い橋から川へとダイブして遊んでいた。
こんな文化が残っているところが、まだあるんだ!しみじみと感動したものである。
町中いたるところに水が流れていた。
町並みも美しい。観光客もあまりいない。
たまたま寄った場所なのに、その後日本を自転車でくまなく旅した後、いつ思い返しても、三本の指に入る大好きな街となった。
10年以上たった今も、同じ吉田川沿いにテントを張り、当時と同じようにきれいな川で、同じようにたくさん泳いだ。
それにしても、ここはもう、いたって夏の雲だった。
本当に良いところですねぇ。
知らなかったです。
自分も今度行ってみようと思います。
おお、確か前の針江の際にも反応が。Yさん西好き??
いいところなのでぜひ!でも夏しかオススメしません。8月がいいですよ!なぜならそこには熱い夜の踊りが〜