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1.水下痢のハンガーノック
2.風の谷・フンザ
3.氷河の音と、星降る夜と
4.パスー氷河へ
5.4730m、クンジュラーブ峠

 
 

1.中国政府につかまる
2.パミール高原を駆ける
3.天上の世界から下界へ
4.ロバートからの手紙

 
 

1.カラコラムのサイクリストたち
2.旅行データ
3.海外サイクリングマニュアル

 

 

Karakoram Range
1. パスー氷河へ

 

カリマバードを後にし、道路を気持ちよく5Km下って、8Kmの登り。道は崖にひっついているようなもんで、所々崖崩れがおこっている。本当に、よくこんなとこに道をつくろうと考えたものだ。これを偉大と考えるか愚かな行為だと考えるか・・
途中道端で出会う子供は、栗色の髪に青い瞳。とてもアラブの人間だとは思えなく、むしろヨーロッパ人に似ている。この地の人々はどこから来たのだろうか?

 

       

アンジェラとは途中Gulmetでお別れをした。彼女は中国まで抜けないのだ。これからクンジュラーブパスまではジープで行き、そのまま南へ引き返しトルコへと向かうという。しばらく旅を共にした仲間との別れは寂しかったが、その寂しさにさえ慣れてしまえば、より自由さを感じられ、どこまでもどこまで行けそうな気分になるのだ。

本日の目的地はPass。
道は氷河へと下っていった。 村の中からも氷河が見える。その氷河は一時間ほど歩くと触ることができた。ひんやりとした氷の固まりだった。

ここは非常に静かな村で、旅行者の多いカリマバードよりも過ごしやすいと、ここに長期滞在してしまう旅人も多い。村の周囲には数々のトレッキングルートが存在し、宿の情報ノートに書かれた地図をメモすれば誰でも簡単にトレッキングの醍醐味が味わえるのだ。
 実際僕も秘境と呼ばれるシムシャール村へ4日間のトレッキングに行き、村を周回する吊り橋を巡るハイキングも楽しんだのだった。

   

 

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