Road to Roraima #09 帰路につく

14:30にサンタエレナに戻ってきた。
順調に事が運んで余った一日を何に使おう? グランサバナか、ブラジル往復か、あれこれ。
ただ、カラカスは遥か彼方。クリスマスであれだけ機能不全だった国内交通網を考えると、年末年始も危ないのではと思い出来るだけ移動しておこうとなった。なんとか夜行バスの席をゲットし、まずはシウダーボリバールへ。この13時間のバスがすし詰めのローカルバスで地獄のような苦行。体が疲れていて必然的に眠れたってことが幸いしたが・・・・

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ボリーバルからは乗り合いタクシーでプエルトラクルスへ。海沿いのリゾートを想像していたらガソリンで汚染されているらしく海は入れなかった。ただ、賑やかで陽気な街だ..... Read the rest

Road to Roraima #08 さよならギアナ高地

雨は夜中には止み、変わって激しい風となった。
何度かテントを支えていたペグが抜け、外に出て張りなおした。
3:30にまた外に出ると、そこは満点の星空だった。
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凛々しいクケナン大地とさっきまで頂上に立っていたロライマが星空の中に黒く居座り圧倒的な存在感をだしていた。白い雲が激しく動く。

そのまま眠ることなく夜明けを待った。空が徐々に明るくなっていく。赤い朝焼けは見られなかったけれど、それでも神々しい景色だった。5:00には絶対出ようと決めていたのに、あまりにも美しく出発は30分以上遅れた。出発しても名残惜しく後ろを振り返っては何枚も何枚も写真を撮った。「ガイドからしたら、こいつらこんなに同じ写真ばっかり..... Read the rest

Road to Roraima #07 待つ、そして待つ

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夕方から降り続いた雨は、こちらの希望も虚しく降り止むこともなく一層激しく降り続いていた。トリプルポイントへ行きたいがため4:30に起きるがとてもじゃないが出発できる天候ではない。6:00に朝食。隣のテントの寺が来て、お茶をしながら晴天を祈る。テーブルマウンテン上部の大地の隙間という隙間が見る見るうちに埋まっていき、ただの水たまりが池のようになってしまった。走れば2−3時間で着くのではないかと思っていたトリプルポイントもこの水浸しでは厳しいだろう。岩から岩へルートを見ながらジャンプして進まければいけない。さて、行くべきかどうか。そんなことを考えながらも時間は刻一刻と過ぎていき、そして雨はやむ気配..... Read the rest

Road to Roraima #06 そしてロライマへ

トリプルポイント(3カ国の国境国境)へ行くから早く出ようなと、今日も4:30起床。3:00から激しい雨が降っていた。乾季なので雨はやむだろうとガイドにきくと、止まない雨なので出発するという。6:15、我々は断崖絶壁の壁へと向かいジャングルに入った。遠くから見たらまったく登れる気がしないエルキャピタンのような壁も、急だけれどしっかりとした登山道が作られていた。粘土質なのか、階段はえぐれ、雨で滑りやすくなっていた。激しい滝の下を通ること数回。明らかな落石のあとが無数にあり、足早に進む。とにかく雨が激しく、とくに滝に打たれたのですべてが濡れた。

2時間半後、意外とあっさりとテーブルの上に上がる。とにか..... Read the rest

Road to Roraima #05 ロライマ・ベースキャンプ

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いつもどおり早起きし、5:00にBackpacker’sへと向かう。ベネズエラに来てから毎朝4:00台に起きている我々は、遊びにおいてはほんと真面目で勤勉である(笑)。帰りの時間などについて一通り揉めて、また疲れてから出発する。ガイドは28歳のヒルベルトと言った。4WDのランドクルーザーに乗ってグランサバナを北へ小一時間ほど戻り、サンイグナシオからオフロードへ。ところどころ道路に亀裂が入っているひどい道だった。
遠くにロライマ・テプイとクケナン・テプイが見えてきてテンションが上がる。

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だいぶ大地をあがったところにサンフランシスコという小さな村があった。数台の四輪駆動車が停まっていてトレ..... Read the rest

Road to Roraima #04 トレイルヘッド・サンタエレナへ

朝5:00、予定通り運転手さんがホテルまで迎えに来てくれる。
立派なジープであった。安定感がかなり違う。カロニー川を渡って旧市街へ。暗いながらもプエルトオルダスが巨大な街ということがわかる。しかも結構近代的。5:30に薄っすらと日が明けてくる。

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Upataの街で朝食。エンパナーダはいわゆるしょっぱいチーズが入っていてあまり美味しくなかった。森の中を通ったり抜けたり。でもずっと寝ててうっすらとしか覚えていない。数々の検問を通過するが一度だけ降ろされてすべての荷物をチェックされた。札束が大量に入っているので、それが見つからないかヒヤヒヤした。途中の街でガソリンスタンドに並ぶ。結構な列だった。なぜか軍隊..... Read the rest

Road to Roraima #03 8時間耐久カラカス空港

朝5:00、ホテルへ頼んでいたタクシーが迎えに来てカラカスの空港へと向かう。
目的はいずれにせよギアナ高地なので、出来る限りその他の場所の滞在は少なくしておきたい。17:30の飛行機は買ってあったのだけれど、午前中の飛行機に乗れ、今日中にトレイルヘッドの街であるサンタエレナに移動できるのが一番良いのだ。どこの旅行者に聞いいても、ネットで見ても17:00前の便は取れなそうだったけれど、カラカスにいてもやることがない。先述したように、危なすぎるからだ。見どころがある旧市街は犯罪の温床で現地に住む人でも近づかない。するとやれることは空港に行ってキャンセル待ちをすることだけなような気がした。別に5:00..... Read the rest

スノートリップ2016 / ニセコへ

最初にニセコに来たのは何年なんだろうかと、ブログを読み返してみる。ブログより昔に来たらしくわからなかった(笑)
真也と格安ペンションツアーで来たのはもう10年も前じゃないだろうか。ナイターで貪欲に滑り、アンヌプリに登り、新雪ダイビングをしていたのが記憶に残っている。
その後、2009年にカッセと真也の3人で来た。相変わらず花園のコースの脇でジャンプをしまくっていた。→これだ
最後のニセコは2010年で固定メンバーの真也と、村さん、メグちゃんという4人。その後旭川にレンタカーで向かったので、ずいぶんと長い日程だったのだろう。→読み返すと8日間
その後も毎年のように長めのスノートリップは続いた。年々混雑し..... Read the rest

Road to Roraima #番外編 Starman

飛行機に乗ると映画を貪るように見る。ビールもワインも飲むから食っちゃね食っちゃ寝だけれど、起きている間は常に映画を見ている。

ベネズエラへの往復で見た映画は以下

見た映画
エージェント47
オデッセイ
インターン
ブリッジオブスパイ
リッチアンドフラッシュ
ゼログラビティ

なんとなくスペース特集。最近の映画は淡々と、悪く言えばメリハリなく続くのが多いのかもなーというのが全体の感想。特にエンディングがね。この中だとオデッセイが一番良かった。マットデイモンのひた向きに前向きな姿、火星のリアリティ。
昨日ラジオを聞いていたら、最近聞いた洋楽のナンバーで、記憶を辿ると上記のオデッセイだったのだ。デビッドボウイが亡くなり追..... Read the rest

Road to Roraima #02 恐怖シティー・カラカス

Google でベネズエラといれて最初に出る候補が治安(その次は美人と国旗が続く)である。殺人事件は年間1万5千件、国民3000万人に対し出回っている拳銃は1700万丁。特にカラカスと空港が危険レベル2。空港が危険ってどんなギャグだよと思ってしまうんだが、同行するテラが調べまくってきて、飛行機でいろいろ聞かされて不安が伝播した。タクシー乗るとドライバーが銃持ってて襲われることもあるとか、安全と言われてる大使館地区でも人が殺されたりとか、バス停が危なすぎてタクシーも行ってくれないとか。とにかく毎月600件とか殺人事件が起こってるのでテロとか紛争地帯かよって感じ。ファイナンシャルタイムに世界で一番治..... Read the rest