台湾の山へ – 南湖大山ファストパッキング – Vol.04

たっぷりと睡眠を取って5:00に起きた。さすがに昨日の行程がこたえたのか腰や背中が傷んだ。雨は止んでいたが、ツェルトやカッパ含め全てが濡れていた。ガスコンロに火を点けお湯を沸かし、尾西のフリーズドライを食べた。あまりお腹は減っておらず、持ってきた食料はあまり気味。体調が悪いせいもあって運動の強度を上げられていないので、体力が余っているんだろうな。6:30には出ようと昨夜決めていたけれど、4人ともなるとそうもいかず、ツェルトを畳んでパッキングを済まし出発したのは7:00だった。空は十分に明るく、中央尖山が木々の合間から見えた。3日目にしてようやく晴れる気がした。

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メインルートでない懸念していたショ..... Read the rest

台湾の山へ – 南湖大山ファストパッキング – Vol.03

5:00に全員のスマホから一斉にけたたましいアラーム音が鳴る。起きる気配がない同部屋の台湾人には申し訳なかったけれど、お湯を作ってフリーズドライのピラフとラーメンを作る。6:30に出発し、ヘッドランプを点けながら笹の斜面を上った。

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水が切れていたので地図に印があった場所で水場を探すと、それは川ではなく小さな溜池だった。ただ、池といっても水が湧いているようで、見た目は綺麗。浄水して飲水を作ると、空がかなり明るくなってきた。いい景色だった。このまま晴れていってくれないかな、と南湖山荘へと続く稜線を上がる。その先に見える絶景を期待しながら。

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しかし絶景はいつまでたっても現れず、辺は段々とガスに覆われてい..... Read the rest

台湾の山へ – 南湖大山ファストパッキング – Vol.02

3:00に起き、ホテルのフロントから外を覗くとタクシーは待っていた。おじさんを起こし荷物を預け3日後に帰ってくるからと告げてから外に出た。ホテルのシャッターは閉められ、ここからはワンウェイである。タクシーの青年は我々を乗せると友人宅に行き、なぜか友人が車で同行することになった。メーターを点ける。自分の計算では80km走っても2,000元くらい、すなわち6,000円がいいとこだろうと思っていた。4人で割ればたいしたことはない。朝の5時間を失うよりよっぽどマシである。雨の中車は進み、最後のコンビニだよと言われたファミリーマートにてコーヒーを買った。「電光掲示板に7号線が閉鎖されているって書かれてた..... Read the rest

台湾の山へ – 南湖大山ファストパッキング – Vol.01

「北アルプスに行くような感覚で、隣国の山を登りに行ってみないかい?」 そんな軽いノリで友人を誘って台湾の山に行くことにした。
今年は年初からベネズエラ、ハワイ、アラスカ、ニューヨーク、イエローストーンなどなど国内外問わずたくさんの場所に行った。街へのトリップもあれば、自然の中もあり、仕事もあれば遊びもあった。ただし、一年を通じて純粋に自分のためのアウトドアができていたかと言えば、それは疑わしいし、年始のベネズエラからご無沙汰なような気がした。こんなに色々行っておきながら更に?、何を今更、とか思われそうだけれど、贅沢ながら自分のためのエクスペディションがしたい、仕事ではないプライベートなアウトドアが..... Read the rest

座間味へ

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想い出は旅によって形成されるもの。少なくとも自分の場合においては。
そして、この数年を思い返すと、よくも沢山息子や家族と旅をしている。息子のハルと一緒に石垣島や与那国に小笠原、四国に九州、北陸に富士山や白山など、たくさんの場所に行った。いい思い出だなあ、と勝手に余韻のようなものに浸ってみると、この夏どこも行ってないじゃないか、となるわけだ(粟島には行ったけど、もっと遠いどこかに行けてない)。
やっぱり夏なんだから二人旅をしよう。いよいよ海外へ、と思い。自分が行きたいのはミャンマー、台湾、えーとそれから・・・・と色々考えた。その場所に一緒に行っている我々を想像し、イメージしてみると、はてあまり楽しく..... Read the rest

Summer 2016

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年が明けたらあっという間に夏だった。
1月にベネズエラから帰ってきて、2月にはニセコへ。2月末から3月頭がハワイ。4月には仕事で阿蘇へ。5月にアラスカに行き、6月にNY、7月にはイエローストーン。ブーンブンブン、そんな感じで月日が過ぎた。

夏に書きかけたこのブログポストも、すっかり放置され気がつくと10月。
まずは8月の新潟は粟島のことを。

ムスコのハルと、カッセファミリー、真也ファミリー、Qちゃんファミリー、寺、郷さん、というメンツ。
一昨年は石井くんと寺の3名だったのに、去年からファミリーキャンプっぽくなってきて、今年はさらに子ども連れが・・・まあ、必然の流れなのだろうか?

椎名誠の『あやしい探検隊』..... Read the rest

Flint, Michigan

1992年。この街に暮らし、高校に通った。今でもホームステイ先の番地をスラスラということができる。
その後2回訪れたけれど、最後に行った時から20年の月日がたっていた。
なぜ、再訪するまでそんなにかかってしまったんだろう。

大人になった自分は、今回は迎えを頼まず、早朝のNYCから飛行機でデトロイトへ向かうとでレンタカーを借り、高速を北上した。REIに寄って、Best Guyという東部の有名ハンバーガーチェーンで昼食を取り、14:00 Kearsley High Schoolへと着く。途中の道はなんとなく覚えていた。ただし、ブロックバスタービデオや、お腹が空いてよく行った25セントのホットドッグ屋さん、いろい..... Read the rest

Road to Roraima #10 このオトコ

FBにシリーズこのオトコというのを展開したら、ほうぼうからリアクションがあったので、ここにも忘れないように貼っておく。
(ややフィクションです)

その一
この男と今週はスキーに行って立ち飲み酒場で飲んだ。
もうすぐ4月になってしまうが、ベネズエラのLost Worldの写真を見返しメモをたまにまとめている。今日はロライマを初めて歩いた日を振り返った。この男はやはり面白いムーブをしていたな、と。

日本から全行程の衣類や道具を持っての旅。当然ロライマ山のトレッキングに限っては、いらないものが出てくる。それはガイドブックだったり、文庫本だったり、着替えだったり、暇つぶしの道具だったり、サブザックだったり。
どうせ..... Read the rest