信越五岳 2012 ふりかえり

3回目の出場となる信越五岳トレイルランニングレースに出場して来た。これは信州と新潟の5つの山々を巡りながら110kmの距離を走る大会で今年で開催4回目。なぜか2回目以外は出場することになって、今回で3回目。

今年の自分の目標は明確で、去年自分がたてた計画、目標のタイムより一秒でも早く完走すること。なぜなら、去年は終盤で低体温症になり、肺もやられ、大幅にペースダウンしたからだ。自分の中でトレランのレースはいつもそうなのだけれど、誰かと競うというよりは自分との戦いになる。今回は特にそうで、去年の自分との戦いのようなもの。

あとは欲張りの誰にも言わない目標というのをいつも設定していて、今回のそれは、10..... Read the rest

信越五岳:果たして練習はどのように作用したのだろうか

信越五岳を練習から振り返る。
結果は16:05と去年より3時間以上早く日常世界に戻ってくることができた。友人の予想や個人的印象よりも良い結果が残せたみたいで、みんなに練習したんでしょうとかランニングが好きなんでしょ疑惑が持たれてしまったのだけれど、去年ほど走る練習はしていないんだよね。テスト前に「勉強なんて全然してない、って言ってたのに裏でしてたヤツ」みたいになるのも嫌だし、今後のためにも振り返ってみる。

今年ロードを走った回数と距離。
1月 2回 合計13km(平均6.5km/回)
5月 4回 合計22km(平均5.5km/回)
6月 8回 合計66km(平均8km/回)
7月 4回 合計41km(平均10km/回)
8..... Read the rest

信越五岳110kmへのカウントダウン

今週末に開催される、山の中を110km走るトレイルランレースまであともう少し。
第一回大会は、友人に無理やり誘われ、イヤイヤ出て。第二回はスキップして。第三回は、これまた付き合いで仕方なく出て。そして今回は初めて自分の意志で出る(笑)。考えてみると、これは画期的かも。(過去2回は一応完走)

去年は気合を入れすぎて、残り20kmくらいで潰れて、喘息になっちゃって、その後肺年齢がしばらく67 歳という散々な結末だったのだけれど。今年は特に気合も入れていないし、そこまで走りこんでもいない。ただ、質で言えば悪くないトレーニングというか、アウトドアに行けていたので、体のコンディションは去年よりいいと思う。ラン..... Read the rest

Day 4 東から西への移動

旅の4日め、ブータン3日は東から西へ引き返す旅となる。
ブータンは東西に長い国で、それでも九州と同じ大きさしかないので、全体の距離は推して知るべしなわけだが、国際空港と首都はかなり西の方にある。なので、西からどこまで東に行って引き返すか、というのが旅行の日数や目的によって変わってくるのだが、この行程で行けるのは民泊したポブジカが限界ということだった。

東に行けば東に行くほど、古いブータンらしさが残っているらしい。それは日本も一緒だけれど首都や町になると、世界中似通ってくるのと一緒で、そこから離れると昔ながらの良い所が残っているらしいのだ。
今回は残念ながら、1/3ほど東に来てその最東端であるポブジカ..... Read the rest

民家に泊まる

ブータンで民家に泊めてもらうといっても、かつてバックパッキングをしていた時のように、偶然の出会いとかではなく、ガイドさんにアレンジしてもらっただけだ。とはいっても、日常的に民泊を受け入れている比較的キレイで慣れているところか、あまり受け入れていない、より素朴で現実に近いところかと聞かれ、後者をリクエストした。

家はポブジカのガンテが見える、谷の中にあり、ブータンならではの巨大な家だった。
生業は農業と酪農。前述のジャガイモを育てていて、牛は主にミルク用とのこと。牛は一階で飼っていて、二階が物置、三階が居住スペース。これだと家畜が一階にいるから冬でも暖かいのだとか。ただ、衛生的には良くないらしく、近..... Read the rest

山夏 / マウンテンサマー

先週末は中央アルプスに行ってきた。5週連続の山での週末。そうなのだ、今年は異例のごとく夏山に行けている。何度目の青春なんだろ、これ、というように。

1週目:
長野の霧ヶ峰へ、家族と。
車進入禁止の霧ヶ峰キャンプ場はお風呂がないのがデメリットだったけれど、フリーサイトは気持よく、すこぶる涼しく快適だった。

一応日本百名山の霧ヶ峰は、駐車場からたったの40分で登ることができて、かなり身近な山。帰りはぐるっと木道を回りこんで、美しい山の合間を歩く。
このあたりで有名な八島湿原にも足を運んだが、風光明媚で非常に良い。こんなお気軽に、こんないい景色が味わえるところがあったのねと、新発見だった。昔放牧でもやっていた..... Read the rest

ガンテまで

通常5日間の行程だと、プナカやワンデュ・ポダンがパロから行ける最も遠い東の地ということになるらしいのだが、今回は無理を言って更に3時間ほど東のポブジカまで連れて行ってもらうことに。


(ワンデュの街に入る前のインド人の村。)

道は再び屈折する峠道となり、ところどころ未舗装で、ところどころ崩れていて、とにかく時間が掛かる。ティンプーからプナカへの道と同じように、道中かなり傾斜が厳しいところにも人の家があり、営みがあり。こちらはただただ感動して、車窓の外を眺めるだけである。

ペレ・ラの峠の少し手前を右折し、3,360mのラワ・ラ峠を下りポブジカの街へ。
突然、視界にガンテ・ゴンパがどどーーーーんと現れた。1..... Read the rest

Day 3 ブータンに浸かる

鳥の声で目が覚めた。5:00だった。朝食まで時間があったので、ホテルの周辺を散歩することにした。ホテルといっても町外れにポツンと立つ立派なゲストハウスといった感じなので、周囲は本当にのどかだ。川の対岸に畑と家が見え、上流にはプナカの街が見える。

ホテルを出て、坂を上がった。特別な景色ではなく、日常の光景なのだろうけれど、その日常の風景にすら、ただただ感動してしまう。本当に来てよかったなと。幸せの国で幸せだな、と。

雨上がりのせいか、雲が山の下まで降りていて、景色にアクセントを加えている。棚田が続く田園風景。よく手入れしてある田んぼに稲が気持ちよくまっすぐと立っている。今の時期がブータンの一番美しい..... Read the rest

夢の国に立つ

なんだかインドは短期間でいろいろあったなぁ、とようやくブータン行きの飛行機の搭乗口へと向かう。今回荷物は機内持ち込みのシンプルな装備なのだけれど、ここで何度荷物を通しても引っかかる。

「お、お前のバッグの中に細長いソードみたいのが入っているだろー!」とインド人。ん・・・あぁ、それはバックパックの骨組みだよ〜。中身全部取り出して分解。無事通るが、これはインドの空港で3回ともやらされた。やれやれ、インドってやつは・・・

ブータン行きの飛行機は国営のDuruk Airのプロペラ機。思ったより小さくてなんと48人乗り。昨日がほぼ徹夜だったので速攻寝落ち。それでも景色を見なくては〜という義務感から後半起きて窓..... Read the rest

コルカタのガンジス川へ

インドの旅行を表現すると「こちらが何もしなくても、向こうから何かがやってくる」ということに尽きると思う。日本で街に突っ立っていても、何も起こらないし、自分がアクションを起こさないと何もはじまらない。ただ、インドでは自分が何かをしなくても、必ず何かがはじまるのだ。

空港の固いベンチでうまく眠ることができずに、5:00に目が覚めた。外はもう明るいし、旅も短いし、空港内にいても何も面白くないので、タクシードライバーとでも会話して時間をつぶそうと、コーヒーを買ってから外に出る。

1秒でおっさんがやって来た。「タクシー?」
「いやー、タクシーはいらないんだ。朝の飛行機でブータンに向かうから」と僕。
「10時の飛..... Read the rest