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2004 / 2005 Winter

@12月1日

先生も走っちゃう師走。今年も終わりだ、早い!
清里ミーティングという環境系のイベントに5日間行っていた。その数日後に新潟の震災ボランティアに一週間。帰ってきた翌日夜には黒部の立山へ向かい、3日間バックカントリースノーボード。それが昨日のこと。
何から書けばいいのかちょっと迷うなあ。
新潟県の中越震災の現場に行った。もちろん、いいこともたくさん目に付いた。ボランティアセンターは基本的に善意のパワーで溢れていた。
ただ、そこには海外ボランティアの悪い縮図みたいなものも垣間見れた。(ODAみたいなね)。もちろん、基本的にみんな新潟を助けたいといった気持ちでいっぱいだ。その善意が日本全国から届く。ときにそれが善意の押し付けにもなりかねない。
全国から届く様々な物資の数。倉庫にはミネラルウォーターの壁ができていたし、いらないものもバンバン届く。「アルカリ電池が一万本届いてしまいました、みなさん使い方を考えましょう」といった具合だ。もちろん、必要でないのに足りないものもあるわけだ。いっそ、いらないものをオークションで売って、現金に換えて有効利用すれば・・って思った。
「小学校に訪問させてください。劇をやって彼らを元気付けたいのです。」わからなくはないけど、毎日毎日そんな人たちが来ても困ってしまう、要は自己満足系が多いのだ。
そしてボランティアセンター内で起こる、権力争いの多さ。本当にくだらない。何しにきてんの?って感じ。
ボランティアが少ない地域を見つけては、次々に様々な団体が日本全国から入っていく。それこそまるで先進国のODA'事業'・・・
僕が行ったときは、ボランティアは余り気味だった。だって毎日500人、土日には700人も来るんだぜ。そして、あっという間に義捐金は1億円以上集まった。
みんな「良いこと」がしたくてウズウズしている。震災があったから、とかではなくて、どうにか普段からこの「善パワー」を何かに活かせないかなあ、とつくづく思った。

@12月9日

友人からメールが来た。イランのテヘランからだった。
彼とはアフリカのジンバブエで出会った。日本を出て3年、世界を自転車で一周する途中で、まだ半分だと言っていた。あれから一年以上、彼は南アフリカまで走り、ヨーロッパに渡り、アジアに入って、今日もたぶん、さわやかに風きりながらペダルをこいでいる。
別の友人からのメールも入った。ボリビアのラパスから南下しウユニ塩湖へと向かっていた。彼も世界一周の途中。
チリのサンチアゴからもメールが来た。彼女はサンチアゴを出発し、パタゴニアへと出発した。
「いいなぁ」なんて言葉を発するのは、はっきり言ってシャクだ。「いいなぁ」って言うなら実行すればいいじゃんってずっと思っていたし、極力そんな言葉を使わない生き方をしていきたかったから。 それにしても、いいなあ・・・・・
オレ、こんなとこで何やってるんだろうって思っちゃった。忙しくて、旅行のことさえ振り返れない、ホームページすら更新できない、そんな毎日。そして1月には日本に帰ってきてから1年を迎える。
ちえっ・・・。もう最後の長期旅行にしようと思ってこの間旅に出たのに、また行きたいよなあ。
別の親友からメールが来た。旅行を愛しているスペイン人のカップル。生まれたての子供の写真が3枚添付してあった。彼らは彼らで、新しく刺激的で充実した生活を送っているようだった。

@12月16日

富士山の雪がどんどんとけている。今は部屋の中、西日が心地よいので半そで。いくら静岡っていったって、12月半ばでこの暖かさはやばい(まぁ、半そではオレが変って言われる)。
ちょっとわけあって、引越しをした。たぶん、この家には3ヶ月しか住まないけど。
今いるところは芝川町を抜けた富士宮の入り口。引っ越して3日で思うに、ずいぶんと生活が近代化された。どっぷり田舎に浸かりたいとも思っていたけど、便利なとこはそれはそれでいいなあ。言ってることが矛盾しまくってるね。
早速ビデオを借りに行った。自転車でケーキを買いに行った。夜ビールが飲みたくてコンビニに行った。ありきたりのことなんだけど、今まではこれが気軽にできなかったんだなあ。便利さを求めたらきりがない。快適さもまたしかり。ほどほどにいこっと。
久しぶりに半日以上かけて、ホームページをいじった。日記を読みながら1年前となった日の文章を書いた。文章力があまりにも落ちていて愕然とした。日本でちまちましてるからつまらない人間になっちゃったみたい。

@1月2日

ハッピーニューイヤー。
12月からお祭り尽くし。12月には誕生日があって、クリスマスがあって、それで大晦日と元旦がやってくる。
昔なら、どれもこれもビッグイベントで、どこに行こうか、何をしようか、いろいろ考えたけど、最近は結構どうでもいい。これってなんかオヤジまっしぐらの傾向じゃないか?
まず、年をとるのが苦痛になってきた。クリスマスはキリスト教じゃあないしなあとロマンのない考え方(でもこれはキリスト教の国をたくさん旅して本当のクリスマスの祝福をいっぱい見てきたから)。そんで大晦日、2005年はミレニアムでもオリンピック年でもワールドカップでもないから、べつになあ・・って感じ。
長旅から帰ってきてから、なんかいろいろ満たされている部分みたいなものがあって、ハングリーさを失ってきているのだと思う。ダメだダメだ。
友人がお誕生日ブックみたいののコピーをくれた。それによると12月19日生まれの俺は、「日々の挑戦者」らしい。「挑戦的な態度や、執念深く、妥協をしない性格です。仮面をかぶって世の中を渡るなんてがらじゃないと思っています。つまり、こんな感じ−これがありのままの私。好きでも嫌いでもお好きなように」だって。
なんかすごい当たっているようでドキドキしちゃった。
とても気に入った言葉が最後に書いてあったので、新年の抱負みたいなものにしておきます。
『困難は教訓。障害は挑戦。不可能は魅力。』

親友がアコンカグアに登頂した。
健児おめでとう!

@1月27日

白馬乗鞍に行った。
立山以来のバックカントリー。普段の生活がちょっぴり退屈なので、外に遊びに行くしかそれをしのぐことができなくなってきた。ちぇっ。
ハァハァハァ、3時間もハイクアップして、シャーって滑って、すっきりして温泉に行って体重計に乗った。期待していた体重がまったく減っていなくてガックリ。むしろご飯前でこの体重ってことは・・・
冬に入ってから体重が3Kgも増えて、史上最高と並んだ。やせる気配はまったくないし、腹の贅肉がやばい。
そこで!!今日から野菜スープダイエットというものをやってみることにした。なんでも野菜スープならいくらでも食べていいらしい。
本日は、 すごくうまい野菜スープだったからバクバクバクバクたらふく食ってしまった。ダイエットの「ダ」の字もない気がするんだけど、こんなので本当にやせるのかなあ。

@2月5日

春の訪れを感じる。
冬が来た、さっみ〜って思っていたらあっという間に春の気配。
静岡、あったかすぎだよ〜。それとも今年が異常なのだろうか?富士山の雪も相変わらず溶けている。
昨日、その富士山の双子山を登りに行った。登りというより下りに行った。側火山の一つ双子山を往復するお手軽バッカン。2月とは思えない陽気で、インナー1枚で登ること2時間で山頂に到着。楽しみの下りはというと、カリンカリンのカッチコチであまり楽しめなかったのであった。
それでも自宅から一時間のバックカントリー、うん悪くない悪くない。

@3月2日

旅はいいなあ、って思った。
旅行に行ったわけではないのだけど、先月、出張というやつで沖縄に1週間行くことができた。夜、コンビニでビールを買って海まで歩いていると、あの湿った空気と今ここにはない匂いが妙に心地よかったのだ。
自分の知らない土地に身を置くことが、やっぱりとてつもなく好きなのだとつくづく感じた。
旅に出よう! と思った。
日々失われていく、旅の中でしか存在しないあの感覚を取り戻してみたくなった。6日間、タイかな、インドネシアかな、与那国でもいいな、なーんて考えていたら、仕事が忙しくて休みなんて取れなくなった。
550連休も取れてたのに、今では6日も休めない・・・うーん日本人だなあ〜

 

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